絵本紹介『しちふくじん』

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『しちふくじん』

立川志の輔 作
中川学 絵
倉本美津留 編
岩崎書店

七福神の得意技で初笑い

明日はかくし芸大会があるのに、なにもできないと悩んでいる小学生の「ぼく」。茶箪笥の上に並んだ七福神を見つけると、ぱんぱんと手をたたき「たすけて かみさま〜」とお願いします。すると、ピンポーンと玄関のベルが鳴りました。玄関のドアを開けると、七福神が大集合!! 七福神が順番に得意技を教えてくれるのですが……。

縁起の良い神様として親しまれている七福神が、おもしろおかしく得意技を教えてくれる本書は、最後にしっかりオチがあって、新年の初笑いにぴったりです。お笑い芸人さんを作者にむかえた「お笑いえほん」シリーズの一つで、立川志の輔さんの新作落語が絵本になりました。シリーズの編者はM-1グランプリ等の放送作家として活躍されている倉本美津留さんで、一貫してお笑いが詰まっています。僧侶かつイラストレーターである中川学さんが描く七福神は、迫力があってとても愛らしいです。絵の細部にもおもしろい要素がちりばめられています。

私の七福神にまつわる思い出は、大阪七福神巡りウォーキングに参加したことです。イベントを知ったときは大阪市内だけで七福神を巡ることができるのだと驚きました。大阪城公園から天王寺までの約12キロを4時間ほどかけて歩き、祀られている神社仏閣を訪ねて七つの福を授かりました。ゆっくり歩いてみると、知らなかった大阪の歴史や文化を感じることができ、大阪の街を堪能することができました。翌日には、脚はもちろんですが全身までもが筋肉痛になったのも懐かしい思い出です。

本書をきっかけに、七福神を調べるなど楽しみが広がりました。読んだ後に、立川志の輔さんの落語『七福神』を聴いてみると、さらに臨場感を味わうことができます。笑うことは、心にも身体にも良いとされています。七福神の福を授かり、笑いに満ちた一年になりますようにとの願いを込めてオススメの一冊です。

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