絵本紹介『富士山うたごよみ』

「子どもと絵本を結ぶ」VOL.164にて『富士山うたごよみ』を紹介させていただきました。ユーモアあふれる富士山🗻ページをめくるたびにワクワクします♪

この絵本の出版記念で開催された俵万智さんと児童文学者・松居直さんの対談が掲載されているサイトもおすすめです!https://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents_old.asp?id=46&pcf=1

目次

『富士山うたごよみ』

俵万智 短歌・文
U・G・サトー 絵
福音館書店

「立春」から始まる 富士山の移りゆく季節……

 二月の節分には、恵方巻を食べて「鬼は外、福は内」と豆をまくというのが毎年恒例行事のご家庭も多いのではないでしょうか。この「節分」は「季節を分ける」という意味があり、もともとは立春・立夏・立秋・立冬の各季節の始まりの前日のことだったようです。

 本書のとてもおしゃれな富士山の絵の表紙に惹かれました。季節が移りゆく富士山をユーモアたっぷりに描いているのは、グラフィックデザイナーのU・G・サトーさんです。偉大にそびえ立つ富士山かと思えば、ティッシュペーパーや虫取り網、洗濯物に変身する富士山が現れます。こんなにも私たちの暮らしにとけこんだ富士山を見るのは初めてで、ページをめくるワクワク感がたまりません。

 立春から大寒までの二十四節気について、俵万智さんの短歌と解説として子どもに語りかけるような言葉が添えられています。風を肌で、雨を耳で、花火の光と闇を目で、全身で季節を感じることで、日常の何気ない一瞬が煌めいていて大切に思えてきます。短歌の五・七・五・七・七のリズムを声に出して読むことで、さらに情景が浮かべることができて、られて季節が巡ってくるのが待ち遠しくなります。本書では二十四節気についての解説もあり、子どもだけでなく大人も楽しみながら学べます。二十四節気を知ると、昔の日本人は自然の恵みと共に暮らし、とても身近に季節の移ろいを感じていたことを知ることができます。

 本書の出版を記念して絵本の豊かな世界観と日本語の奥深さを含めながらも、日本の文化や慣習が詰まった二十四節気を現代に生きる私たちの暮らしに落とし込んで身近に感じられる一冊です。「読んで楽しい、見て楽しい」本書と共に、移りゆく季節を体験する一年にしたいです。

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